めありさんちのハーブ菜園

ハーブ研究家 竹内 めありの鉢植えでやさしいハーブ栽培、ベランダや室内でOK、忙しくても、ずぼらでもこれならできる!、栽培したハーブは料理やハーブティーに、『簡単気軽にハーブ栽培』のすすめを推奨

アブラムシは窒素過多

アブラムシに悩まされる人は多いですよね。
テントウ虫がいてくれたら、、、などと思いますが、なかなかすべてのアブラムシを食べてくれるほどやってはきてくれませんね。

デンプンでできた殺虫剤スプレーがあり、これで息ができないように閉じ込めるようですが、
息絶えたアブラムシはデンプン質で茎に固まりくっついてそれが乾いて落ちるまで
キッチンハーブは食することができません。

アブラムシが発生するのは、窒素過多が原因なので、
私は永田農法の永田さんがハーブは「葉」タイプの液肥で十分育つ、とおっしゃっていますが、この推薦する住友化学の葉用液肥には、窒素15:リン6:カリ6 とあるように、窒素がとても多いので使うのを控えています。

永田農法はそのシーズンに豊作になるような育て方をしますが、
食べごろのときを頂点に持っていくようになるには、葉ものは、葉を元気に生い茂るように、窒素を多く含む液肥になっています。

トマトのようにワンシーズンのみで、食べごろのときにベストになっているような栽培方法もよいですが、

ハーブは多年草ですから、葉ばかり生い茂って返って窒素過多でアブラムシを呼んでしまっては食することができません。
肥料は窒素、リン、カリの比率が同じか、窒素が少なめでも十分です。

キャベツやほうれん草のようなものは、窒素が多少多くてもかまいませんが、ハーブには永田さんがおっしゃるように、住友化学の葉もの用の液肥ではアブラムシに悩まされます。

石灰の種類と役目

石灰は、土壌酸度の調整に使われます。
最近では、病害虫予防にも使われ、石灰を葉にふりかけたり、根元に撒く農家もあります。

この石灰は、カキなどの貝を粉にした有機石灰、石灰岩を高温で焼いて加工した消石灰や苦土石灰などがあります。

カルシウムを含むことから、植物そのものを丈夫にする役目があり肥料としても利用されます。

鉢植えの場合は、限られた土で栽培するため、石灰で不足を補う必要がでてきます。

肥料のために石灰を使うためには、施しすぎると、土がアルカリ性になりますので、一般的な花によい弱酸性の土であるためには、ほどほどに。

(土1リットルに対して、1g使うと、ph値を1、アルカリに上げます)

元々日本の土は酸性のところ、多い雨によって石灰質が流れ、酸性雨によって土を酸性土にしてしまいます。ほとんどの植物は弱酸性の土が適しています。弱酸性であれば、うまく養分を吸収してくれるのです。そのために石灰が必要となります。

ラベンダーのようにアルカリの土で栽培するには、定植も定植後にも石灰は必要です。

石灰を混ぜた土は、定植までに3〜4週間置いておかなければなりませんが、
鉢植えの場合、すぐに植物を植えつけられる苦土石灰がよいでしょう。

土に石灰が必要か

ハーブは、アルカリの土、と言われる。

ところが、最近では、”酸性雨”が降るため、アルカリ土が酸性になってしまう。

そのため、石灰をときどき撒くとよいです。

ラベンダーは、アルカリの土で栽培する代表的なハーブですが、

ローズマリーも同様、とする人もいれば、

ラベンダーにはよくてもローズマリーに石灰を施すと枯れてしまう、と嘆くハーブ専業農家もあります。

私のところでは、ローズマリーは弱酸性の土のまんま、で、長年元気でいてくれます。

土は古くなると弱酸性ではなくて、酸性になってしまいますので、

結局、ほとんどのハーブ、花、野菜に、石灰を蒔きます。

野菜以外は、植えるときよりも、どちらかといえば、定植後に。

今では、粒状の石灰もありますので、口鼻目に入ってしまうようなこともなく済みます。

赤玉土

赤玉土は、鉢植えの場合、底に入れるのに使いますが、

中粒、小粒を、主な土として私は使いません。

園芸の土は、基本として赤玉土に腐葉土をブレンドする、と書かれてあるのをよく見ます。

焼いてある赤玉であっても、

買うときに既にくだけた粉が袋の中でたまっていることもありますように、

「硬くてくずれない」という表示どおりではないように思います。

また、赤玉土で栽培すると、団粒構造がくずれないどころか、ぐっちゃりとくっついてべちゃべちゃになってしまっています。

この、「団粒構造」とは、丸い石を積み重ねると、丸ですから、隙間ができますけれども、

これが、土がべったりとくっついてしまって隙間もない空気も通さない土とは違い、

植物にとってよいのですが、その土として代表的に「赤玉土」がよくあげられるのですが、

これが、本当かな、という現実があります。

NHKの趣味の園芸誌に以前、水生植物を栽培するに、この赤玉を使ったところ、崩れて団粒構造のない固まった土になり、植物が枯れるというコラムがありました。

この赤玉土は、水遣りや雨水などで団粒構造が崩れてしまうのですが、

根が深く伸びずに、表面の浅い部分で根が張りますので、関西より西南の暑いエリアでは、

根が表面で浅く張ることにより、地上部が丈夫にならずに、枯れてしまうことが多いのです。

永田式の栽培も同じですね。赤玉土に似た、宮崎産のひゅうが土を利用しますが、

根が浅く張るため、深い鉢が必要ない、ということも自慢の理由に挙げていますけれども、

収穫したらはい、おしまい、という野菜などはそれでもよいでしょう。

根が丈夫に深く張っていなくても、収穫が目的ですから、収穫が終わるまで健康であればよいのですから。

ですから、すべての植物の栽培が、永田式が適している、とも限らないのです。

今回は、「赤玉土」についての記事ですので、話をもどしますと、

そのように、赤玉土をアテにしていては、

表面に浅い根はこれからの季節、乾燥しやすかったり、根が枯れてしまうことも多いですし、

団粒構造がつぶれることがありますし、

地上部が弱弱しく花が咲かない、などといったようなことがでてきます。

ピートモスは使わないで

環境にやさしい、エコと称して、土を使わず、苗を挿すだけ、というポットの苗床や

有機肥料の中に、

ピートモスが使用されているのを知るとガックリします。

試してみようか、と思う、エコ商品にピートモスが入っているのは大変残念です。

ピートモスはこれ以上、採取すると生態系が大きく変わります。
ピートモスは使わないようにしています。

>>ピートモスの環境破壊についての詳細

皆さんもご注意。

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