めありさんちのハーブ菜園

ハーブ研究家 竹内 めありの鉢植えでやさしいハーブ栽培、ベランダや室内でOK、忙しくても、ずぼらでもこれならできる!、栽培したハーブは料理やハーブティーに、『簡単気軽にハーブ栽培』のすすめを推奨

鉢の種類

鉢は、土を入れるためのもので、材質は本当はなんでもよいのです。

ただ、湿っても崩れないこと、排水のための穴が底に開いていること、
(底に開いていない鉢でラン等を栽培することはできますが)

有害な物質が溶け出さないことの条件を満たせばよいのです。

鉢のサイズは、5号、8号という数字で表現されますが、1号=直径3cmと考えて計算してください。

よく3号鉢の苗、という表現を観ますが、直径9cmのポットの苗です。

粘土を低温で焼いた素焼き鉢はもっとも乾きやすく、

やや高温で焼いた駄温鉢はそれよりも乾きにくいものです。

これらの鉢は鉢自体が水を吸うので、鉢の表面から水が蒸発して逃げます。

それに比べて陶器などの釉薬をかけた鉢は、水を吸いますが、表面からの蒸発はありません。
もちろん、プラスティックも同様です。

ハーブを乾き気味に栽培したいのか、湿り気味に栽培したいのかによって、

また、置かれる場所が乾燥しやすいかどうかにより、鉢の種類を選びます。

どのハーブがどの鉢に適するかどうかではなく、

鉢+置く場所のトータルで、乾きやすいかどうか、を考えてください。

鉢の大きさや深さについても缶が魔性。

鉢が大きいほど乾きにくいものです。

根は下に伸びるので深い鉢にすればよい、というものでもありません。
根張りが浅い場合もあります。

また、鉢を横に傾けたり、斜めに置いて、おしゃれに見えるものもありますが、あくまでも水遣りは上から下、という方向に向かって流さなければなりませんので、斜めに置くようなことは考えないで下さい。

素焼きとテラコッタの鉢に植えるハーブは…

鉢は、素焼き鉢、駄温鉢、テラコッタ、陶器、木箱樽箱、つるで編んだ鉢、プラスティック、ブリキ、グラスなどなど、いろいろとあります。

見た目はテラコッタが明るい色でかわいらしい形もありますから、眺めているだけで和みますね。
ただ、テラコッタも素焼きも、乾燥しやすいもの。
ですから、乾燥しても強いハーブ、ゼラニウム系、ローズマリーなどを植えるといいですね。

夜遅くに帰宅する人も、ずぼらな人も、水遣りを考えただけで気がめいってしまいますよね。

上記のハーブなら多少水が不足しても頑丈ですから、素焼きやテラコッタに植えると、
室内が明るくてお勧め。

ただ、ミントのように水が大好きなハーブは、この鉢に植えるとしょっちゅう水遣りをしなければならなくなります。

テラコッタも素焼きも乾燥しやすいとはいえ、これらの鉢の置いてある場所にも注意。

テラスやベランダ、あるいは出窓などの、風通しがよく、日のあたるところでは、上記ハーブがよいですし、

北側やじめじめとカビやコケが生えそうな場所では、水遣りはもっと間隔をあけて。
これらの鉢は中の土が湿っているかどうか、鉢を触るとなんとなくじめっとしてわかります。
とくに、素焼きはわかりやすいです。

逆に、じめじめした場所にこれらの鉢を置いて、水がすきなミントを植えてもいいですね。

地中海原産がほとんどのハーブは、うまく育たない場合も多いけれど諦めないで

ハーブのほとんどは、地中海沿岸地方が原産です。

ですから、日本では、北海道や本州の高原(長野あたり)が大変似た環境のため、

原種がそのまま育ちやすいです。

どうしたって、根腐れや風通しがよくなくて枯れてきてしまいます。

ラベンダーを数年間連続して花を咲かせるのは大変です。

(最近では長崎で品種改良された耐暑性のラベンダーが出るようになりました)

かといって、レモングラスなど東南アジアのハーブをうまく育てられるか、といえば、

日本ではなかなか花を咲かせるところまでなりません。

そこへさらに、庭であれば、こぼれ種で放っておいても成長する、ジャーマンカモマイル、ミント、ローズマリーなどの木種などとは違って、

鉢植えや、風通しの悪い場所ではこれらでさえうまく育たない場合もあります。

ハーブはお茶や料理にも使える植物ですから、農薬は使いたくありませんが、

アブラムシがよく発生してしまいます。

牛乳や唐辛子などのエキスで予防あるいは殺虫などとはいっても、なかなかうまく結果がでません。

毛虫のようにポイと取れるものならまだしも、アブラムシがぐっちゃりとくっついたものを、

手でずっと排除するだななんて、多くのカモマイルの細い枝をやり切れません。

また、害虫だって、そこが居場所なのですから殺虫もしたくもありません。

よって、これらのハーブを諦めて栽培しない人も多いです。

これらをもっと簡単に、栽培できる方法。

いろいろな実験結果から報告します。

『簡単気軽にハーブ栽培』のすすめ

問い合わせで多いのは、ガーデニングに凝っている人の専門的な内容ではなく、毎日仕事で深夜に帰宅するような暮らし、太陽の光が当たらない北側向きの部屋に一人暮らし、枯れちゃうから面倒、という人からの質問。
私自身も、さまざまなガーデニングやプランナー、庭師の方の本を眺めては、一年中そのような状態にするには、旅行もできないし、1日中、植物のことを考え、接していなければならない、などとため息が漏れてしまいます。
研究のためにまれに種から栽培してみたり、、、などと一通りのことはしましたが、私自身の性格は、手抜き万歳派。
好きで眺めたいハーブが環境に合わないため枯れてしまう、と悩むストレスを抱えるより、育てたい環境に合うハーブを栽培している。だから、気が楽。それでも80鉢以上、100種類のハーブをベランダで育てています。料理に入れることに忘れたら、トッピングにパッと散らす。
ハーブを眺めながら、ちょっと摘まんでカップにいれ、お湯を注いでハーブティーで楽しむ。ハーブティーを楽しむために、こうでなければならない飲み方の規則なんかありません。
夜遅くに帰宅して、ビールをグラスに注いだとき、そこにローズマリーやタイムやミントなどをちょっと摘んでトッピングしてみる。たまにはフレッシュな香りと味がして疲れも癒されることでしょう。
また、水遣りも頻繁にやらなくても乾燥に強い種類を育てることだってできます。半日陰で育つハーブもあります。

ハーブは簡単、ほとんど放ったままと、庭や畑を持つ人はよく言いますが、ベランダや都会の室内で栽培する人にとっては、買ってきたときは咲いていた花も花が終わる頃には枯れる、病気に掛かりやすい、花が咲かない、などと悩みはとても大きい。ハーブ栽培はどこが簡単だっていうの?!という人は以外に多い。
最悪環境と時間のなさ、という悪条件でも、ハーブって栽培できるの?簡単に楽しめちゃうんだ、という声が聞こえてきます。

そこで、私は、『簡単気軽にハーブ栽培』のすすめ、を、推奨しています。私自身がそうでなければ、続かないから、です。

『めあり〜さんちの菜園』には少し情報を書くようにしています。

必ず、”あ、これならわたしにもできそう!”と思えますから。

液肥が面倒な人は緩効性肥料で

20080405052


少しわかりやすいように、バークチップをどかして緩効性肥料を与えているところを写しました。

液肥の薄め方は、なかなか厳守できませんよね。
ついつい、薄めがちであったり、あるいは、濃い目になっていたり、
頻繁に与えているか、面倒で忘れてしまうことも多い。

面倒な人は、緩効性肥料を蒔いて置きましょう。
無臭で清潔な肥料です。
またゆっくりじんわりと効く肥料です。

水遣りをするたびに、少しずつ肥料が溶けて土中にしみこみます。

植え付けや植え替えをして、約2週間後から与え始めます。
4号鉢(直径12cm)に5個、5、6号鉢に10個くらいを目安に、パラパラと。

蒔いた後、少し指でほんの少しだけ押さえてちょっと埋めてください。

肥料の効き目は約1ヶ月。
1ヶ月経過したら、古いのが残っていても、新しい肥料を蒔きましょう。

ところで、
バークチップとは、この茶色いウッド(木製)のものです。

これから、暑い日がやってきます。
水分蒸発が早すぎたりしますし、また土が直射日光を浴びて硬くなりますので、
こうやってバークチップを置いておきます。

とてもしゃれていて、インテリア風にもなりますよね。

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4/22発売の講談社『ハーブの教え』にハーブ研究家竹内 めありが都心で無農薬独自ハーブ栽培、と紹介されました。

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