めありさんちのハーブ菜園

ハーブ研究家 竹内 めありの鉢植えでやさしいハーブ栽培、ベランダや室内でOK、忙しくても、ずぼらでもこれならできる!、栽培したハーブは料理やハーブティーに、『簡単気軽にハーブ栽培』のすすめを推奨

水遣りは控えめに

ほとんどのハーブの水遣りは、控えめ、と考えていてください。

他の植物も同様ですが、湿地帯や水面に生息する植物以外は、控えめで十分です。

水をやりすぎると、根が腐ります。

根が腐るとどうなるかといえば、枯れてきます。

この水遣りですが、土や鉢の記事でも書きましたが、

土中に残っている水分を押し流さなければなりませんから、

チョロっとだけ水をやるのではなく、

鉢底から水が流れ出るくらい与えてください。

新しい水が土中にいきわたると、同時に新しい酸素もそこに入りますから

根が呼吸ができるようになります。

また、水を与えすぎると、根はいつもそこに水と酸素がある、と思って伸びようとしません。

人間と同じですぐ目の前になんでもそろっていると自分の力で成長しようとしなくなるのです。

要注意。

ハーブ選び

さて、ベランダで、室内で、そして、夜遅くに帰宅する人や日が当たらない人、など、

うまく育てられない人のために、

どのようなハーブを選んで栽培すればよいのか、をお話ししましょう。

花を眺めるのが好きな人は、ゼラニウムを。

センテッドゼラニウムは、葉をこするとバラエティ豊かな種類の香りを楽しめる種類があります。
名前もライム、チョコ、パイン(松)、ローズなどついていてコレクションとしても楽しめます。

普通のゼラニウム(スペインなどの窓辺でよく見かけるゼラニウム)は、大きな花がこんもりと集まって咲きますが、

ハーブの香りのするセンテッドゼラニウムは本当に小さな花です。

ですが、このゼラニウムはどちらも、ほとんど乾燥気味で構いません。

忘れた頃に水をやるくらいでも丈夫で生き続けます。

滅多に枯れることもありません。

先日、暴風雨にさらしてしまったセンテッドゼラニウムのひとつ(レモンゼラニウム)が、

もう、根も茎もカッラカッラに乾燥しきって、ミイラ状態になって、自然にポロリと枝が落ちてしまったのですが、

なんと根元から新芽が出て、成長がとても早く、メキメキと伸び、鉢植えでも半年で60cmにまで成長しました。

ゼラニウム系は、育てるのに、日向土だけでもOKですし、ほかのどのような土でも大丈夫です。

ですが、ひとつ条件があります。

乾燥気味に育てること。

じめじめした部屋など、湿り気の多い場所には決して置かないでください。

また、別の日に他の環境や育てやすいハーブの種類をリストアップします。

ピートモスは使わないで

環境にやさしい、エコと称して、土を使わず、苗を挿すだけ、というポットの苗床や

有機肥料の中に、

ピートモスが使用されているのを知るとガックリします。

試してみようか、と思う、エコ商品にピートモスが入っているのは大変残念です。

ピートモスはこれ以上、採取すると生態系が大きく変わります。
ピートモスは使わないようにしています。

>>ピートモスの環境破壊についての詳細

皆さんもご注意。

栽培管理がこめまにできない人はプラ鉢はだめ

毎日遅くまで働き、帰宅するのも深夜が多い人、

南側に窓がない部屋に住んでいる人、

こまめなことができない人に

向いている鉢は、素焼きあるいは、テラコッタをお勧めします。

プラスティックはやめてください。

蒸れて根腐れするだけです。

すぐ枯れてしまいますから。

いつ、土が乾いたかもわからず、水遣りをしてしまうことでしょうから。

プラスティック鉢からの水分は、水遣りしたときに、鉢底の穴からと

表面の地表から若干蒸発するだけ。

プラスティック鉢の側面から水分の蒸発がありません。

つまり、次の水遣りのときに、土中に残っている古い水分が、上から下へと流れきって、

新しい水が酸素とともに流れ込まなければならないのに、

鉢の側面がうまく流れません。

栽培の管理をこまめにできない人は、プラスティック鉢はやめたほうがよいです。

ハーブの土、花栽培用土、などとさまざまな土があります。
どれでも構いません。

ですが、これらは封を開けたときは、ホクホクとしているのですが、

鉢に植え、水遣りをやったり、やらなかったりしていると、とたんに、硬くなってしまいます。

土が硬くなってしまうと、根のためによくありません。

>>根について

水遣りがある程度、きちんと管理できる人でなければ、これらの園芸用土はお勧めしないのですが、

深夜遅くに帰宅したり、日があまり当たらない部屋に住んでいたり、ものぐさの人には、

日向土と腐葉土のブレンドがベストです。

日向土は、石のような形を土ですから、鉢の中で隙間ができます。そこに空気(酸素)が入り込みますので

鉢の中の土が固まってしまって根が呼吸できない、ということにはなりません。

ですが、この日向土は栄養分がありませんので、これに腐葉土をブレンドします。

宮崎県日向地方から産出される多孔質で軽量の呼ばれ、高温殺菌処理を施された軽石で土壌の排水性を高める園芸用土です。

たいていの植物はこの土でよく育ちます。

日向土の粒が大きいほど水はけがよく、空気を多く含みます。

鉢底には、赤玉の大粒(直径1.4cm)を敷き詰め、

その上に、日向土小サイズと腐葉土のブレンドした土で苗を植えます。(7:3)

とはいえ、腐葉土はふわふわして軽くかさばりますので、目分量で構いません。

根の働き2

根のもう1つの働きは、植物の体を支えていることです。

体をしっかりと支えられるほどの根張りでなければよく育ちません。

根がしっかりとしている、というのは、根が多く、広く深く張っている、ということです。

健康な根が多いとよく育ちます。

根の働き

植物は根から水を吸います。

根が水を吸うには、根が呼吸しなければなりません。

まず、呼吸ができて、それで水を吸うことができ、水に溶けている肥料の成分が吸収されます。

なによりも、根の健康を考えてください。

根は通常は土の中にあります。

土の中の酸素が豊富にあることが絶対条件です。

栽培するのに、土が重要なのはそのためです。

呼吸するためには、根が生きていなければなりません。

根が生きているためには酸素が必要です。そして水も必要です。

根が乾くと、酸素があっても根は死んでしまいます。

ですから、根を乾かすことは、他のどこを乾かすよりも危険です。

根の最先端は乾燥に弱く、ちょっとしたことで乾けばすぐに死んでしまいます。

水をよく吸う部分ということは肥料もよく吸収する部分だということを理解してください。

根の最先端を、植え替えのときにスコップなどでよく切ってしまいますが、これも注意しなければなりません。

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4/22発売の講談社『ハーブの教え』にハーブ研究家竹内 めありが都心で無農薬独自ハーブ栽培、と紹介されました。

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